今回は題名を見て『トリプルフリップダウン』???? なんのこっちゃ?と思われたんじゃ無いでしょうか?
キャデラックコンコース(AK44K)へ3基のフリップダウンモニターを取り付けるご依頼です。
お伺い先も久しぶりの遠出で茨城県まで出張して参りました。
さてさて、いくらアメ車と言えども3基もフリップダウンは付くのか?
もちろん事前にお客様とは十分確認のうえのお伺いなのですが、なんせ3基は初めてなので実車を見てから作戦会議
どうやらルーフに後部座席用のバニティミラーがある!これを上手く利用して後ろの2基を付けられるかも
では各内装部品を外して屋根内張りを下ろしに掛かります。
ピラーカバーを外し・・・
天井についているバイザーやルームランプ類あらゆる物を外していきます、ちなみに写っている彼はたまにお手伝いして貰っているアルバイトのT君です
内張りを外したところ二人で唖然・・・・
通常ほとんどの車は家で言う『梁』のような骨組みが屋根の鉄板に最低でも一本は通っているもの・・・
しかし無いんですこの車強度的に大丈夫なのか?と余計な心配もしちゃいます
しかも天井に張り付いている茶色の帯なんだか分りますか?これダンボールなんです・・・・多分日本車だと防音材の意味でフエルトのような生地が良く貼ってあるのですが、それと同等の意味があるのだと思いますが・・・意味無さそうですが???
しかもバニティミラーのベースになる黒い箱のようなものこれはホットボンドで付けてるだけです、つまり当てにしてたベースは強度的に利用不可
さて、どうやってフリップダウンを取り付けるか再び、作戦会議
写真に残していなかったのが残念ですが、ルーフの両端に補強の鉄板とルーフ鉄板の間に5mm位の隙間があるのでこれを利用して木材で強制的に梁を作る事にしました、これにフリップダウンを固定すると言う作戦です、前に1基後ろは2基なので、強度も考えて木材の材質も良い物を近くのホームセンターで購入
なんとか取り付け出来ました
外からも目立ち度抜群ですよ、苦労しました
まあ色々と試行錯誤したため丸1日掛かるお仕事でしたが格好良く決まりましたのでGOOD JOBでした!