引き続きのご紹介はE51 エルグランドにフリップダウンモニターと地デジチューナーの取り付けで東京都世田谷区へ出張取り付けにお伺い致しました

取り付ける商品はパイオニア カロッツェリアのフリップダウンモニター『TVM-FW1000』、地デジチューナーはUniden社のDTM430RHです、ちなみにこの地デジチューナー良く見るとカロッツェリアの地デジチューナーGEX-909DTV とのOEM商品の様な気がします、元々Unidenが作っているのか?不明ですが

このお車は2008年式HDDナビ仕様の後期モデルになるのですが、前期後期関わらず、標準で外部入力(ビデオ入力端子が備わっている車と今回の様にデータシステム社製のビデオ入力コネクターを別途買わなければならない車が有ります
https://www.datasystem.co.jp/products/vharness/index.html
今回のシステムでは地デジのビデオ入力をするために『VHI-N13』 純正のDVD映像をフリップダウンモニターに出力する為に『VHO-N31』が必要になります、またここで重要なのはデータシステム社製の適合表に寄るとVHO-N31で出力できるメディアは純正DVDのみとなります、つまりVHI-N13で折角入力した地デジはVHO-N31からは出力できないのです。
今回選択された地デジチューナー DTM430RHは映像出力が元々2系統備わっています、更にフリップダウンモニターTVN-FM1000も入力が2系統有ります、なので地デジの1系統目はVHI-N13へ、2系統目は直接フリップダウンモニターの1系統目に接続することで純正モニターとフリップダウンモニターに映し出すことが出来ます
またVHO-N31から出力される純正のDVDの映像はフリップダウンモニターの2系統目に接続することで入力切替することで地デジとDVDを見ることが出来ます
ちなみに地デジチューナーに2系統出力、フリップダウンモニターに2系統入力が無い場合でも映像分配器とAVセレクターを用意すればシステムは成り立ちます

また走行中TV解除キットが現状付いていない場合は純正のDVD、外部入力としての地デジの映像も走行中見ることが出来ませんのでTVキットが必要です 同じくデータシステム社製の『NTN-63A』 https://www.datasystem.co.jp/products/tvkit_sr.html
を使用します

さて本題に進みます、まずはフリップダウンモニターから開始です、ピラーカバーなど配線の通り道の確保いたします
また今回車種別取り付けキットが無い為木材などを駆使して取り付ける為ルーフライニングの裏に隠れている『梁』の位置を探ります

本当はど真ん中に『梁』の来る位置でカットしたいところですが、ルーフライニングの形状からこの位置になりました

ここからは腕の見せ所と言いますか創造力、アレンジ力次第となります、
複数の厚みのある木材をカットして重ね付けして『梁』にしっかりビス固定します

フリップダウンモニターと一緒に忘れずにご用意頂きたいのが車種別が無くても必ず『汎用金具 KK-W101FD』をご用意くださいこれが無ければ取り付け不可となります http://pioneer.jp/carrozzeria/system_up/monitor/tvm-fw1010_tvm-fw1000/mountingkit.php
また補足ですが今回写真で見る通り金具の形状を見ると両端の4点のビス止め穴に対して約1㎝程オフセット(引っ込んでいる)しています。
今回のエルグランドの様にルーフライニング裏に隙間がある車は問題ありませんがルーフライニングと梁の隙間が無い場合モニターをつけた際にこの1㎝分が宙に浮いたように隙間が出来てしまいます
今回はたまたま大丈夫でしたが、車種別専用キットが存在しない車の場合はALPINEのフリップダウンモニターをお勧めいたします

完成です、ルーフライニングの形状から若干隙間があるのはご勘弁ください

続いて地デジチューナーの施工に掛かります、まずはサードシート右側の内装を剥がすと先ほどのVHI-N13を差し込むための空きコネクターが有ります、グレードによってはこのパネルに赤白黄色のRCA差し込み口が備わっている場合もあります、見てすぐにわかります。

この白いカプラーが空いていましたので、VHI-N13を差し込み車両右側の内装を這わして前方へ引き回します

運転席ドア側ステップまで這わした写真です

地デジチューナーは運転席下後ろ側に設置しました

リモコン受光部はルームミラー付け根へ設置

続いて純正オーディオを外してVHO-N31とTVキット『NTN-63A』を組み込みます

完成です

フリップダウンモニターにもこの通り綺麗に映っています

